自分のことを、自分で決められるようになりたい。
そのためには、できるだけ多くのことを、自分一人でできるようになった方がいいのでしょうか。
AIを使えば、これまで手が届かなかった仕事にも、自分で取り組める場面が増えるかもしれません。それは、僕が大切にしたい可能性の一つです。
でも、できることが増えることと、全部を一人で引き受けることは、同じではないと思うんです。
自分で選ぶことと、一人で抱えること
僕が目指しているのは、自分も周りの人も、自分の意思で次の一歩を選べる世界です。
そのためにAIを使う。知識や経験を生かす。人とつながる。
もし「自分でできるようになる」を、「誰にも頼らず、何でも一人でやる」と考えてしまったら、少し窮屈になってしまう気がします。
自分で考えて決めたいことはある。でも、その判断に必要な知識を、すべて自分だけで持っていなくてもいい。そういう関わり方もあるはずです。
分からないところで、人の力を借りる
例えば、やってみたい仕事の形があって、その実現には複雑なシステムが必要だと分かったとします。
これは説明のための例ですが、そこで自分がすべての技術を身につけなければ進めない、と決める必要はないと思っています。
どんな仕事を実現したいのか。誰が使い、どこで困っているのか。大切にしたい条件は何か。そこを整理して、適切な専門家と一緒に考える方法もあります。
専門家の提案を聞いて、自分では思いつかなかった方法を知ることもあるでしょう。そのうえで、何を選び、何を大切にするかを考える。
人の力を借りたから、自分の意思がなくなるわけではありません。一緒に考えることで、選べる方法が増えることもあると思うんです。
AIにも任せたい。でも、行き先は考えたい
AIについても、近いことを感じています。
文章の下書きを手伝ってもらう。考えを整理してもらう。自分が知らなかった見方を出してもらう。
その助けを使いながらも、自分が何を実現したいのか、誰とどう関わりたいのかは、考え続けていたい。
僕が大切にしている「AIにアクセルは任せても、ハンドルまで渡さない」という言葉も、そういう意味で捉えています。
何でも自分で作業することにこだわるより、任せたいところと、自分で選びたいところを分ける。その境目も、仕事や状況に合わせて考えていけばいいと思います。
「一緒に考えてほしい」も、自分の選択
誰かに相談することは、答えを全部預けることとは限りません。
まだ言葉になっていないことを話してみる。違う見方を聞く。その中で、自分は何を大切にしているのかを確かめる。そんな相談もあっていい。
今、やってみたいことがあるなら、「ここは自分で決めたいこと」と「ここは誰かと考えたいこと」を、一つずつ分けてみませんか。
全部を一人でできることだけを、自由の条件にしなくていい。
AIも、人の知識も、人とのつながりも使いながら、自分の意思で進んでいく。僕は、そんな可能性が広がる関わり方をしていきたいと思っています。
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