sIn合同会社sIn

sIn BLOG

「まだ分からない」を、そのまま話せる関係をつくりたい

相談したいことはある。
でも、何を相談したいのか、まだうまく説明できない。

そんなとき、「もう少し整理してから話そう」と思うことはないでしょうか。

相手の時間を無駄にしたくない。何を聞かれても答えられるようにしておきたい。

そう考える気持ちも、あると思います。

でも僕は、考えがまとまる前から、一緒に話せる関係もつくっていきたいんです。

相談の入口に、完成した言葉は要らない

「こんなことができたらいいな」
「今の仕事を、もう少し変えたい」
「何か引っかかっているけれど、それが何か分からない」

最初は、そのくらいの言葉でもいいと思います。

話してみて初めて、自分が困っているところに気づくかもしれない。質問を受けて、「そこは、まだ考えていなかった」と分かるかもしれない。

最初からはっきりした問いがなくても、話す中で一緒に探していける。

僕は、そういう時間にも意味があると思っています。

分からないところまで、分かったことにしない

AIについて話すときも、難しい言葉を並べて説明できたら、それで終わりにはしたくありません。

相手の仕事では、何に使えそうなのか。そもそも、使いたいと思うのか。

説明を聞いても、まだ想像しにくいところはあると思います。

そこで「分かりました」と言わなければいけない空気をつくりたくはありません。

「そこは、まだ分からない」
「自分の仕事だと、どうなるんだろう」

そういう言葉を、そのまま出してもらえるようにしたい。

そして僕自身も、分からないことや、確かめないと答えられないことは、そう伝えたいと思っています。

分かったことと、まだ分からないことが見えていれば、次に何を確かめるかを、一緒に考えられるからです。

すぐに答えを決めなくてもいい

相談を受けると、役に立つ提案をしたくなります。

でも、その場ですぐに方法を決めるより、もう少し話した方がよいこともあるはずです。

どんな仕事をしていきたいのか。何が変わるとうれしいのか。今は、何を大切にしたいのか。

そこが曖昧なまま、できる方法だけが決まってしまうと、本人のやりたいことと離れてしまうかもしれません。

だから、まだ決められないことがあってもいい。

今分かる範囲で話し、小さく試し、また考える。必要なら、別の人の知識や力も借りる。

その中で、本人が自分の意思で次の一歩を選べることを、大切にしたいと思います。

話せるところから、始めてみる

もし誰かに相談したいけれど、うまくまとまらないなら、最初にそう伝えてみてもいいかもしれません。

「まだ整理できていないんだけど、少し話を聞いてもらえる?」

分かっていることを一つ。まだ言葉にできないことを一つ。

そのくらいから、話し始めてもいいと思います。

僕がつくっていきたいのは、正しい答えを持った人だけが集まれる場所ではありません。

「まだ分からない」と言いながら、一緒に考え、試せる関係です。

今ある言葉から、次の一歩を探していく。

そんな関わり方を、大切にしていきたいと思っています。

sIn BLOG一覧へ戻る →