おはようございます!合同会社sInの長嶋です。
さて、昨日は、ビジネススクールの同期と1 to 1 を9:00-15:00まで、ぶっ続けでやりました。
スケジュール管理の時間調整が複雑になるのが嫌だったのと、枠を多く用意したかったので、
お昼休憩とかも無しで、ぶっ続けです。
一人1時間ですが、連続でやっている事を察してくれて、数分前に終わってくれる同期もいて、
何とか、トイレが近い僕でも、このスケジュールでやり切る事が出来ました。
いやー、やってみるもんですよね。
しかも、このド年末に、依頼するなんて、普通に考えたら、常識知らず、ですよ。
でも、皆が共通して、仕事が休みになる、という事は、一人1時間くらい時間くれるかな?
お互いに、休みの調整も要らないし、こんなチャンスは無い!と考えたんです。
まぁ、まとめてやる関係で、自分は、ほぼ1日費やす事になりますが、
話せていなかった同期とも話せて、お互いに刺激があったので、とても良かったです。
明日は9:00-16:00で無休憩なので、心して取り組みたいと思います。
兎に角、やらずに後悔は無し!やって後悔!これでいきます。
実は先日、あるレッスンを受けに、わざわざ名古屋まで行って来ました。
”アレクサンダー・テクニーク”
です。
アレクサンダー・テクニークとは
アレクサンダー・テクニーク(Alexander Technique)は、心身の不必要な緊張に気づき、それを解消することで、より自然で効率的な動作や姿勢を身につけるための教育的メソッドです。100年以上前にF.M.アレクサンダー氏によって発見された原理に基づいています。
このテクニークは、特に頭、首、背骨の関係性に注目し、不要な緊張を抑制(インヒビション)し、自然な動きを促進することを重視します。
歴史と背景
オーストラリア出身の俳優F.M.アレクサンダー氏が、舞台での発声の問題を自己観察を通じて解決する過程で発見したメソッドです。彼は自分自身の動作パターンを注意深く観察し、無意識の習慣的な緊張が声の問題を引き起こしていることに気づきました。
このテクニークは政治家、宗教家、芸術家など様々な分野の人々に支持され、
マドンナ、スティング、ポール・マッカートニーなどの著名な音楽家も実践しています。
7つの基本原理
アレクサンダー・テクニークには以下の7つの基本原理があります:
- 心と身体の結びつき – 心身は一体として機能する
- 感覚的評価は当てにならない – 習慣化された感覚は正確ではない
- プライマリー・コントロール – 頭と脊椎の関係が全身の動きに影響する
- ディレクション(方向性) – 意図的に身体に方向性を与える
- 習慣の認識 – 無意識の習慣的パターンに気づく
- 使い方が機能に影響 – 身体の使い方が機能を決定する
- インヒビション(抑制) – 自動的な反応を止める能力
主な効果とメリット
身体面での効果
- 姿勢の改善 – より自然で楽な姿勢を身につける
- 痛みの軽減 – 慢性的な首、肩、腰の痛みの緩和
- 動作の効率化 – より少ない力で効率的に動ける
- 呼吸の改善 – より深く、自然な呼吸が可能に
- バランスと可動性の向上
精神面での効果
- ストレスと不安の軽減 – ストレス管理能力の向上
- マインドフルネスの向上 – 自己認識の深まり
- 本番でのメンタル安定 – あがりや緊張のコントロール
- 集中力の向上
パフォーマンスの向上
- 音楽家 – 楽器演奏の改善、発声の向上
- 俳優・ダンサー – 身体表現の質の向上
- スポーツ選手 – パフォーマンスの最適化
- 日常生活 – デスクワークやデバイス使用時の快適性向上
実践方法
レッスンの形式
アレクサンダー・テクニークは基本的に教師とのマンツーマンレッスンで学びます。
教師は手を使って生徒の身体の緊張パターンを感じ取り、より自然な使い方を案内します。
セルフワーク
以下のような方法で自分でも実践できます:
- 気づきの練習 – 日常動作での不要な緊張に気づく
- 立ち止まる – 自動的な反応の前に一時停止する
- 方向性の指示 – 意識的に身体に「首を自由に、頭を前と上へ、背中を長く広く」と指示する
- 建設的な休息 – 仰向けで膝を立てて横たわり、身体の緊張を手放す
応用分野
- 音楽教育 – 多くの音楽大学で取り入れられている
- 演劇・ダンス – パフォーマンスの質の向上
- 医療・リハビリ – パーキンソン病患者への効果も報告されている
- ビジネス – プレゼンテーションやコミュニケーション能力の向上
- 日常生活 – 姿勢改善や慢性疲労の軽減
注意点
アレクサンダー・テクニークは宗教や詐欺ではなく、科学的根拠に基づいた教育メソッドです。
ただし、効果を実感するには継続的な練習と自己観察が必要です。
資格を持った教師から学ぶことが推奨されます。
アレクサンダー・テクニークは、「動く瞑想」とも表現され、自分自身の使い方を見直し、
より質の高い生活やパフォーマンスを実現するための実践的な方法です。
この技術を、今、日本で最も広めている?と言っても過言ではないのは、
バジル・クリッツァー(Basil Mark Kritzer)氏だと思います。
彼は、何者か?
イケメンで物腰優しい日本語が極めて上手な外国人で、ホルン吹きです。
ホルン吹き?って思いました?
そうです、僕はチューバ吹きです。
楽器が違うのに、レッスンが成り立つのか?
普通に考えれば、チューバ吹きは、チューバのプロにレッスンを受けた方が良いでしょう。
でも、彼の元には、フルートやクラリネットと言った木管楽器やスネアと言った打楽器、
何なら、バイオリンなどの弦楽器を含め、ホルン以外の金管楽器奏者からもレッスンが入ります。
何故か?
心身の不必要な緊張に気づき、それを解消することで、
より自然で効率的な動作や姿勢を身につけるための教育的メソッド。
だからです。
器と言う手段に対して、身体の仕組みからアプローチするので、楽器の違いは関係ありません。
上手に吹く奏法を学ぶというよりは、自分にとって、自然にパフォーマンスが出る部分を探す、
そんなイメージを持って頂くと、近いかもしれません。
では、そもそも、何故、彼のレッスンを受ける必要があったのか?
実は、僕は、ほぼ1年前から、楽器を吹くのが辛い状況にあります。
言語化すると、あまり良くないのですが、伝わるように書くと、”イップス”です。
イップスとは
イップス(Yips)は、スポーツ選手や音楽家などに突然発症する運動障害で、それまで正常に行えていた動作が、自分の意思とは無関係に筋肉が硬直・弛緩してしまい、思い通りに身体を動かせなくなる症状です。特に精密な動作を要求される場面で発生しやすい現象です。
主な症状
イップスの症状は、身体面と心理面の両方に現れることが特徴です。
身体面の症状
- 不随意的な筋肉の収縮やけいれん – 自分の意思に反して筋肉が動く
- 振戦(ふるえ) – 細かい震えが止まらない
- 麻痺 – 特定の動作ができなくなる
- 筋肉の硬直 – 身体が固まってしまう
- 協調運動の障害 – 精密な動作ができなくなる
心理面の症状
- 競技に対する強い不安 – プレー前の極度の緊張
- ネガティブ思考の固着 – 失敗のイメージが頭から離れない
- パフォーマンス不安 – 「また失敗するのではないか」という恐怖
- 自己評価の低下 – 自信の喪失
イップスの原因
イップスの原因は複雑で、一つではありません。
1. 脳の誤作動(神経学的要因)
- 同じ動作の過剰な繰り返しによる脳の構造変化
- 脳から筋肉への命令(神経信号)の誤作動
- 無意識の領域での誤った動作パターンの記憶・学習
- 局所性ジストニア(focal dystonia)との関連
2. 心理的要因
- プレッシャーやストレス – 特に重要な場面での緊張
- 過去の失敗体験 – トラウマ的な経験の記憶
- パフォーマンス不安 – 期待に応えなければならないという重圧
- 意識と無意識の不調和 – 過度に意識することで自動化された動作が崩れる
3. なりやすい人の特徴
- 完璧主義者 – 高い基準を自分に課す
- 真面目で責任感が強い人 – 失敗を極度に恐れる
- 練習を頑張りすぎる人 – 過度な反復練習
- 自己評価をパフォーマンスに依存する人 – 成績で自己価値を測る
イップスが発生しやすいスポーツ
特に多いスポーツ
- ゴルフ – パッティングやショートゲームでの「ヨップ」
- 野球 – 投手の「スティーブ・ブラス症候群」、野手の送球イップス
- テニス – サーブ時の制御不能
- ダーツ、アーチェリー – 精密な狙いが必要な競技
- バスケットボール – フリースロー時
その他
- 音楽家 – 楽器演奏時(ピアノ、ヴァイオリンなど)
- ダンサー – 特定の動作の実行困難
治療・克服方法
イップスには「これをすれば必ず治る」という確立された治療法はありませんが、
以下のアプローチが有効とされています。
1. 身体的アプローチ
- フォームの再構築 – 一から動作を見直す
- 重心制御理論 – 安定した動作パターンを作り直す
- 理にかなった動作の理解 – 身体の仕組みから理解し直す
- 動作の簡素化 – 複雑さを減らし、基本に立ち返る
2. 心理的アプローチ
- 認知行動療法(CBT) – ネガティブ思考パターンの修正
- マインドフルネス – 現在の瞬間に集中する練習
- メンタルトレーニング – イメージトレーニング、リラクゼーション
- プレッシャー管理 – ストレス対処技術の習得
3. 医学的治療
- TMS治療(経頭蓋磁気刺激療法) – 脳の神経活動を調整
- ボトックス注射 – ジストニア症状の場合に筋肉の収縮を抑制
- 薬物療法 – 不安やジストニア症状の軽減(ただしドーピング規制に注意)
4. 統合的アプローチ
- 早期の相談 – 同僚、指導者、専門医に打ち明ける
- 理解と協力の獲得 – 周囲のサポート体制を整える
- 段階的な復帰 – 焦らず、小さな成功体験を積み重ねる
- 環境の変化 – 練習方法や環境を変えてみる
重要なポイント
イップスは恥ずかしいことではない
イップスは誰にでも起こる可能性があり、イチローなどのトップアスリートも経験しています。早期に専門家に相談し、適切な対策を講じることで克服した選手は多数います。
治療には個別性がある
原因も治療法も人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見つけることが重要です。メンタル面と技術面の両方からアプローチすることが効果的とされています。
脳の「記憶の上書き」が鍵
イップスは脳が誤った動作パターンを記憶している状態なので、正しい動作パターンで記憶を上書きすることが克服への道となります。
イップスは深刻な問題ですが、適切なサポートと治療により克服可能な症状です。一人で抱え込まず、専門家の助けを借りることが回復への第一歩となります。
ゴルフのプロ選手とかでもいますね。
アプローチイップス、パターイップス辺りが多い印象です。
僕も、合奏で弱奏を言われ続け、一定期間、縮こまるように吹いていたら、
ある日、楽器を、いつものようにコントロール出来ない状態になっている事に気が付きます。
ちなみに、金管楽器で音大まで行った子が、イップスになり、
ラーメンをフーフー冷ます事すら出来なくなった、様な話もあったりします。
気持ちの問題?脳科学で解決出来ないか?
色々、試みますが、何も上手くいきません。
でも、本番は定期的にやってきて、立場上、演奏しないとは言えない。
ぶっちゃけ、この1年は、楽器を吹いてて辛かったですね。
もう、本気で、楽器を辞めてしまいたい、と、何度も思いました。
そんな状態の僕が、まさに、藁にも縋る思いで受ける事にしたのが、今回のレッスンです。
長くなりましたので、今日はこの辺りで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合同会社sIn(シン) 長嶋泰人
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