おはようございます!合同会社sInの長嶋です。
最近、本で読んだモーニングメソッドに、絶賛ハマっておりまして、朝の6:09です。
※ご興味ある方は、人生を変えるモーニングメソッドで検索してみてください。
さて、今日は、少し仕事の話?をしようと思います。
僕の仕事は、”人”に関する仕事です。
そして、”人材”ではなく、”人財”と敢えて言わせて頂いています。
違いを言語化すると、こんな感じでしょうか?
💡 人材(じんざい)
- 意味:人という「材料」
- ニュアンス:企業活動のための使うリソース(資源)として見ている。
- 視点:管理・配置・採用の対象
- 例文:「優秀な人材を採用する」「人材育成プログラム」
つまり「人材」は、まだ“磨かれていない原石”や“投入すべき戦力”としての側面が強い。
💎 人財(じんざい)
- 意味:人は会社の「財産」
- ニュアンス:人こそが価値を生み出す源泉であり、共に成長する存在。
- 視点:信頼・共創・投資の対象
- 例文:「社員を人財として大切にする」「人財が企業文化を創る」
つまり「人財」は、単なる労働力ではなく、企業の成長を支える“宝”という考え方。
🔄 両者の違いを一言で言うと
人材は「使う対象」 人財は「育てる・共に成長する対象」
イメージ通りだった方も多いのではないでしょうか。
でも、ですね。
これ、ただの言葉遊びだと思って、侮ってはいけません。
日本には、古来から使われている言葉があります。
”言霊”(ことだま)です。
少し情報を載せておくと、
🔮 【言霊とは】
「言霊」とは、言葉に宿る霊的な力のこと。
古くは『万葉集』にも次のような一節があります。
「しきしまの 大和の国は 言霊の
幸(さき)く国ぞ ま幸くありこそ」(柿本人麻呂)
意訳すると、
「大和の国は、言葉に魂が宿り、良い言葉を使えば幸福になる国だ」
という意味です。
日本人は古来より、言葉が現実を動かす力を持つと信じてきました。
💫 【現代に生きる言霊】
たとえば、
- 「ありがとう」を繰り返す人は、感謝の循環を生む
- 「ついてる」「できる」と言う人は、前向きな行動を引き寄せる
- 「無理」「最悪」と言う人は、そのエネルギーを自ら呼び込む
科学的にも、言葉が脳に与える影響(潜在意識・ホルモン分泌・表情筋)まで研究されています。
つまり、言葉が思考をつくり、思考が現実をつくる。
なんか怪しいと思われました?
でも、脳科学的も大いに解明されている事なんですよ。
脱線し過ぎてしまうので、その話は、また別の時にでも。
さて、人財教育に話を戻します。
そもそも人財教育ってどういう考え方なのか、という部分を言語化すると、
🌱 人財教育とは
人財教育とは、社員一人ひとりが
- 自ら考え、行動し、
- 価値を生み出し、
- 組織の理念と共鳴しながら成長していく
――そんな状態を目指す、意識と能力の育成プロセスです。
🔍 人材教育との違い
| 項目 | 人材教育 | 人財教育 |
|---|---|---|
| 目的 | 業務遂行力の向上 | 人間力 × 経営視点の育成 |
| 視点 | 管理・指導 | 共育・共創 |
| 成果 | 指示に従う社員 | 自ら考え動く仲間 |
| 教育者の姿勢 | 教える | 共に学び、共に育つ |
🧩 人財教育で大切にする3つの軸
①【理念教育】
まず「なぜ働くのか」を共に考えることです。
経営理念・存在意義・ビジョンを理解し、“共感”から動機づけを生む。
🔸具体的な取組
- 朝礼・昼礼で理念共有
- ミッションに基づく事例発表会
- 経営者の想いを語るセッション
②【人間力教育】
スキル以前に、「人としての在り方」を磨くこと。
感謝・誠実・挑戦・思いやりなどの心の教育です。
🔸具体的な取組
- 挨拶・礼儀・言葉遣いの徹底
- 社内清掃
- 自己理解・価値観ワークショップ
③【実践力教育】
理念と人間力を基盤に、実際の仕事で価値を生む力を育てる。
🔸具体的な取組
- OJT(現場実践と振り返り)
- 問題解決・PDCA・ロジカル思考研修
- 若手リーダー育成プログラム
- メンター制度
色々あるなーって思いました?
そうなんです!
しかも業種、企業規模、現在の状況、目指すゴール、雇用体系など
様々な要因によって、取るべき施策は変わってきます。
ちなみに、僕の場合、対象は社員だけではありません。社長も対象です。
社長を教育するなど、40歳にも満たない若造が偉そうだと思われましたか?
宮本武蔵の有名な言葉に、こんな言葉がありますね。
「我以外は皆師」
勿論、僕自身にも当てはまるので、日々学びと肝に銘じて生きています。
特に、中小企業の場合は、経営者が変われば会社は変わります。
社員を変えて欲しい、その前に、何故、社員を変えて欲しいと思ったのか、です。
社員のモチベーションが上がらない悩み
→経営者として、働く意義・意味を伝えられていますか?
何の為に、今の仕事をしているのか。どうなりたいのか。
→経営者自身が言語化出来ていますか?
会社の目標(売上・利益)を昨年比で立てていませんか?適当に決めていませんか?
人が動くには、理由があります。
入社する時には、それが給料・年間休日・福利厚生のような”条件”の場合もあります。
でも、”この職場で働き続けたい”、”人が辞めない職場”になるには、
条件だけでは足りません。
何故なら、条件の良い会社なんて、幾らでもありますし、
場合によっては、社員の求める条件が変わる事だってある訳です。
そんな時に真価が問われるのが、”経営者のビジョンや人間力”ではないでしょうか。
歴史を変えてきた人達は沢山います。
でも、一人きりで歴史を変えた人はいないと思います。
例えば、幕末に活躍した坂本龍馬。
【薩長同盟の仲介】【海援隊の設立】【大政奉還の構想】
など、挙げたらキリがない事を成しています。※それ自体の是非は、ここでは問いません。
常に裏方に徹し、刀ではなく対話で人を動かした人物です。
坂本龍馬に付いて行った人は、何故付いて行ったのか。
まさか、「坂本さんの所に行くと、沢山お金が貰えるらしいぜよ。」
なんて事にはなっていないですよね?
龍馬の見ている景色に、一緒憧れて、一緒に辿り着きたい、竜馬を辿り着かせたい
そんな想いだったのではないでしょうか。
恐らく、そういう人は、お金を貰えなくても付いていくのではないでしょうか。
長くなりましたので、一旦ここで本記事は区切りにしますが、
僕の人財教育は、経営者ご自身にも及びます。という部分で締めさせて頂きます。
また、明日続きを書きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合同会社sIn(シン) 長嶋泰人
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