おはようございます!合同会社sInの長嶋です。

とっても重い表題を持ってきたな、と自分でも思っています。

でも、ですね。

前回の”学び”がそうであったように、意外と本質的な部分は難しくないのではないか?

というのが、最近、自分の中にある考えなんです。

ちょっと言語化してみましょう。

「働く」とは、単にお金を得るために、労力と時間を提供する事ではない。
「はた(傍)を楽(らく)にする」と解釈できる。

つまり、自分の行動によって“誰かの役に立ち、周囲を楽にすること”が本質。

もう少し分解してみましょう。

  • 生きるための手段としての働き:
     食べていくため、生活を維持するために働く。これは基礎的な目的。
  • 自分を表現する場としての働き:
     人は「できること」「やりたいこと」「求められること」が重なる場所で最も輝く。
     働くとは、その重なりを見つけ、自分の存在を社会に表現する事でもある。
  • 他者・社会への貢献としての働き:
     働くとは「自分の時間や力を通じて、誰かを幸せにする行為」。
     その積み重ねが社会を動かし、経済を支える。
  • 自己成長の機会としての働き:
     課題に向き合い、試行錯誤し、人と関わる中で、人は磨かれる。
     働くことで「人間として成長する」事が出来る。

だからこそ、働くことは「生きること」と深く繋がっている。
「自分は誰のために、どんな価値を届けたいのか」
――その問いに向き合うほど、働くことは義務から喜びへと変わる。

幾つか要素が出てきましたが、今回は”働く”こと自体に目を向けたいと思います。

案外、答えは簡単だと思っています。

「はた(傍)を楽(らく)にする」

と言う表現がありますが、僕はこれを共生するため、と言い換えます。

我々人間がどういう生き物なのか、これを少々考えるだけで、そこに辿り着きます。

地球が誕生したのが、今から約46億年前と言われています。

その約2億年後に、海が誕生します。

人間からあまりに遠すぎるので、人間の身体にも存在する部分が登場するまで飛ばします。

人間の脳は、爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳の3つに分けられるという考え方があります。

そこで、爬虫類はいつ誕生したかと言うと、約3億年前。

哺乳類が誕生したのが、約2億年前、人類に至っては約700万年前。←猿人です。

現生人類が登場したのは、何と約20~30万年前です。

すごい最近の出来事ですね、地球からすれば。

さて、その地球からしたら、最近現れた我々人間が、

何故ここまで、広まったのか、という部分です。

ちょっと想像してみましょう。

例えば、犬が、各市町村で支部を作っているって話ありますか?

(漫画やアニメならありそうな世界観)

ないですよね?(知らないだけで、あったりするかもしれませんが・・・)

でも、犬だって、親がいて、子供がいて、友達がいて、

野生なら最低限のコミュニティはある筈です。

それが、町内で、市内で、県内で、国内で、何なら全世界で、共有される規模には、

どうやら、なっていない・・・ですよね?

それが、爬虫類や哺乳類、ワニとか犬とか猫とかと、我々人間との違いです。

脳で解説していきます。

🧠 1. 爬虫類脳(Reptilian Brain)

本能と生命維持の脳

最も原始的な部分で、脳幹(延髄・中脳など)にあたります。
主な役割は「生き残るための自動反応」。

  • 呼吸、心拍、体温調整などの生命維持機能
  • 「闘うか逃げるか(fight or flight)」という本能的反応
  • 縄張り意識、習慣、ルールの維持

つまり、安全・生存を最優先に動く脳です。
プレッシャー下で人が理性より先に動いてしまうのは、この爬虫類脳の反応です。


❤️ 2. 哺乳類脳(Limbic System)

感情と絆の脳

少し進化した部分で、大脳辺縁系にあたります。
感情・記憶・人とのつながりを司ります。

  • 喜怒哀楽の感情
  • 愛情、仲間意識、共感
  • 記憶の形成(特に感情と結びついた記憶)

つまり、「心を動かす」脳
人が感動したり、共感したり、好き嫌いを感じるのはこの部分の働きです。


💡 3. 人間脳(Neocortex)

理性と創造の脳

最も新しい進化部分で、大脳新皮質。
論理的思考・言語・創造力など、人間らしい知性を担います。

  • 計画、判断、論理、分析
  • 言語、想像、学習、倫理
  • 「なぜ?」と考える力

つまり、「考え、選択し、創造する」脳です。

人間脳は、理性脳とも呼ばれます。

我々人間が生物的に持っている能力は決して高くありません。

犬より速く走れませんし、ワニと顎の力でも勝てませんし、像の様な力もありません。

ただ、「考え、選択し、創造する」脳 を使い、言語を使い、道具を生み出し、

共生する事ができたから、今がある訳です。

つまり、”働く”ことも、人間が地球上で生き残るための、

共生する為の一つの手段に過ぎない、と言うのが、僕の結論です。

共生する為に、と考えると、「はた(傍)を楽(らく)にする」

とも親和性は良さそうですね。

特に産業革命以降、資本主義が台頭する現代において、

働くことは、単にお金を得るために、労力と時間を提供する事ではない。

と言っても、きれい事に聞こえるかもしれませんが、

少なくとも意識として、自分のやっている仕事が人の役に立っているか

を考えながら取り組むだけでも、大分、意味合いは変わってくるのではないでしょうか。

この記事が、何処かの誰かに、+に働きますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

合同会社sIn(シン) 長嶋泰人


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