おはようございます!合同会社sInの長嶋です。
今日は、”学び”について書かせて頂きます。
皆さんは、学びと聞くと何を思い浮かべますか?
多くの人は、”勉強”って思いませんか。
経験はありませんが、都会の人は幼稚園入学?からお受験が始まったりするんですよね。
高校受験や大学受験なら、経験された事がある方も多いのではないでしょうか。
社会人になってから資格勉強にチャレンジした事がある方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、今回ここで書かせて頂く”学び”は、
上記の様な受験勉強や資格勉強とは、異なります。
下に学びと勉強の違いをまとめてみました。
🔹学び(learning)
- 目的: 自分や組織の“変化・成長”
- 方法: 経験・対話・失敗・実践から気づきを得る
- 主語: 自分(主体的)
- 結果: 思考・行動・成果が変わる
たとえば「顧客の本音を現場で感じ取り、自社の戦略を変える」──これは“学び”です。
🔹勉強(study)
- 目的: 知識を身につけること
- 方法: 教科書や講義など、外から与えられた内容を吸収する
- 主語: 他者(先生・試験・資格など)に合わせて行う
- 結果: 点数・資格・知識が増える
たとえば「英単語を覚える」「経営理論を理解する」などは、典型的な“勉強”です。
学びが”線”だとするのであれば、勉強は”点”といったところでしょうか。
さて、今回の題は、”学び”についてです。
特に、”学び”の種類について、書きたいと思います。
ザックリ分けると、”学び”には、2種類あると考えています。
”未だ知らず”を知る、未知。
”既に知る”を知る、既知。
知らない事を知る、これには頷ける方も多いと思いますが、
知ってる事を知るって、どういう事?って思われた方も多いと思います。
実は、僕が強調したいのは、既知の方なんです。
そして、人財教育の場でやっている事の殆どは既知の部分だと思っています。
何故だと思いますか?
知っている≠出来ている
だからです。
挙げだしたらキリが無いですが、
例えば、”挨拶”ってした方が良いって知ってますよね?
何なら、笑顔で元気よく出来たら、尚の事良いですよね?
でも、実際に出来ている人、もっと言うと出来ている大人、少なくないですか?
子供の頃は、自然にやっていたのに、です。
残念ながら、こういった事が多いですね。
でも、元気に笑顔で挨拶が出来る会社になるだけで、
会社は大きく変わると思いませんか?
知っている事、当たり前の事の中に、
会社を伸ばすダイヤの原石が沢山あるんです。
そういう意味において、僕は既知を大事にする、
”知っている事”→”出来る事”に変える事を、現場で行っています。
でも、これって難しいですよね?
それは古今東西、関係なく難しかったようです。
”知行合一”、僕の大好きな言葉の1つです。
この考えを明確な哲学として体系化したのは、
明(15~16世紀)の思想家 王陽明(1472–1529)で、
彼が打ち立てた学問は「陽明学」と呼ばれます。
日本にも大きな影響を与えていて、
有名な話で言うと、吉田松陰の松下村塾に掛け軸があったそうです。
会社レベルで変えるってなると難しく感じるかもしれません。
でも、先ずは目の前の人に笑顔で元気に挨拶する事から始めてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合同会社sIn(シン) 長嶋泰人
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